初・タイ入国!


2011年7月3日(日)

突然時間が出来たので、7月に入ったら旅に出ようと思った。飛行機のマイルが貯まって無料航空券で渡航出来るし、そのマイルも8月から少しずつポイントが減っていくし、時間が空く今がチャンスだし・・・という諸々の条件が重なった。どうせなら、かねてからの念願だったスキューバ・ダイビングのライセンスを取りたい(体験ダイビングを既に9本という事実はさすがに恥ずかしい。毎度毎度インストラクターにビックリされる)。じゃあどこで?そういえば、友達がタイのタオ島がいいと言っていたけど、ド田舎で何にもないらしく、東南アジア慣れしていない僕にとって、それはちょっと避けたい・・・ならばプーケット。以前、知り合いが大好きなところだと言っていた。治安のいいリゾート地だし、観光客も沢山だし、苦手意識のあった東南アジア(シンガポールには去年行っているがあそこはまた別)に足を踏み入れて全くの別世界に触れてみたい・・・と、あれこれ迷った揚句、航空券、ホテル、ダイビング・ショップの予約をしたのが、なんと1週間前!!

<バンコクで乗り継ぎ>

重いノートパソコン持参で、正午発のタイ航空で成田を発ち、感心するほど不味い機内食に驚きながら、プーケットのガイドブックで予習をしているうちにあっという間にバンコクに到着。6時間半かかるところ、なんと40分も早く着いた。次のフライトまで2時間半以上もある。国内線乗り継ぎのフロアには大して店もなく、上を見上げたら随分と楽しそうな感じだったので、「4階に行くにはどうしたらいい?」と訊く為に、インフォメーションのカウンターに行ったところ、暇そうに携帯をいじりながら面倒臭そうに顔を上げた若い男が、無愛想にただ一言発した答えは「あっち」。あっち?どっちだよ?「あっち」。
「あっち?あっちに行けばいいの?」
「あっちに階段あるから」
これが微笑みの国タイねぇ・・・まぁでも、南国ではありがちな対応だと思っていたので、さして驚きも腹立ちもせず。しかし、“あっち”に行ってもどっちなのか分からず、適当に歩いて行ったら出口まで来てしまった。再度セキュリティー・チェックされ、また中に入る。まったく!バンコクの空港は広すぎてよく分からん!!結局のところ、“あっち”ではなかったのだが、いずれにしても、僕は国内線乗り継ぎの乗客なので、国際線ロビーの4階には行けなかったのである。優しい人が「帰り(プーケットからバンコクに戻って来た時)は行けるよ」と、教えてくれた。ヒマなのでちょっくら夕飯。



レストランの窓から

<プーケット到着!しかし…>
バンコクから1時間半のフライトで、夜7時半、ようやくプーケットに到着!あらかじめホテルに、空港からホテルへの車での送迎を頼んでおいたのだが、なぜか僕を出迎えてくれるはずの運転手が見当たらない。しつこい客引きを何度もかわし(無視とも言う)、ウロウロ行ったり来たり探し回る。もしや手配ミス?忘れられてる?だとしたら、空港からホテルまでの1時間の道のりを一般のタクシーで行かなくてはならないが、タクシー代払ってくれるわけ?などと、まぁ、海外ではありがちな不測事態かも知れないと思いながら、ホテルに電話する。相手の英語アクセントがほとんど理解できない。4〜5回訊き返しても理解出来ず、どうしたことかと思っていたら、目の前に僕の名前が書かれた紙を手にした男が現れた!
「あ、今、運転手が来ました!では!」
電話を切り、すかさず運転手に「ずっとこの辺ウロウロしてたんだけど、どこにいたの?!」と訊いたら、「あそこにいたんだよ」と笑顔。さっきのバンコクの空港で「あっち」と答えた若い男とは全然違うフレンドリーさに、ようやく人心地がついた。

車で約45分ほど走り、パトンに到着。今回は静かなリゾート地区ではなく、繁華街にあるホテル Palmyra Patong Resort(パルミラ・パトン・リゾート)を選んだ。

オフシーズンということもあり、かなり割引が効いて1泊3千円ちょっと!この綺麗さで!!

<プーケット・夜の街>
ホテルに着いて、ネットが出来るか確認した後、外に出てみる。南国独特のムワッとした空気、匂い、混沌とした風景がなぜか懐かしい。初めてなのに、なんだこの懐かしさは?!あぁ・・・サイパンでもシンガポールでも、そしてジョージアでも同じような光景は見ただろうか? 早速、タイ古式マッサージに行ってみる。日本なら1時間6千円はするのに、ここではなんと1時間600円弱!初挑戦のタイ古式マッサージ・・・アクロバティックな動きに唸った。

4泊5日といえども、正味3日しか遊べないので、思う存分楽しもう!ただ不幸なことに、僕はタイ料理はおろか東南アジア料理全般が苦手なので、「旅先では現地料理を現地の人たちが行く店で食べる」というモットーは今回適用せず。タイにいてタイ料理を食べる気ゼロなので、今回は美味しいレストランを必死に探す労力は無用。そして今回はダイビング一色で、観光する気もゼロ。・・・しかし、人の気持ちは変わるものなのだった。

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INDEX
1日目 初・タイ入国!
2日目 喧騒の街で
3日目 穏やかな時の流れ
4日目 碧い海でダイビング
5日目 素晴らしき想い出