阿嘉島の青い海


2008年9月21日(日)
<夢の阿嘉島へ>


今日は本島を抜け出して、人口340人の小さな島阿嘉島に1泊!本島は観光名所もたくさんあり、楽しいことに事欠かないがが、海の青さ(透明さ)や、素朴な沖縄の風景を求めるなら離島に限る。阿嘉島は那覇からフェリーで1時間弱で行ける。しかも、観光地化されておらず、な〜んにもないのでオススメ!と友達から勧められていた。そしたら、偶然にもメートンの友達が阿嘉島にいるから、泊めてもらえるというではないか!しかも、今回の旅の目的のひとつでもあるスキューバ・ダイビングもこの島で出来、更にはメートンの友達の友達が経営しているダイビング・ショップも安く紹介してもらえたのだ。いたれりつくせり。

今回那覇で泊まった、かりゆしアーバンリゾート・ナハは、離島への玄関口・泊ふ頭ターミナル「とまりん」に面して建っているので、とっても便利。和洋中&琉球料理のバイキング朝食を、ホテルの最上階から、この「とまりん」を眺めながら食べた。

余裕を持って起きて、余裕を持って行動していたはずが、9時発のフェリーにはギリギリで、またもや走る・・・。ああ、走る・・・。席について、出航してすぐ、上にのぼり3人で記念写真を撮った後は、メートンはもちろんのこと、僕もグースカピー。その間、マックスはひとりで船の上で写真を撮り続けていた。


<阿嘉島に到着!>
阿嘉島は映画『マリリンに逢いたい』の舞台にもなった 野生の鹿(実際の名称は失念)

日差しが強い。暑い。こりゃ本島よりもかなり暑い。汗だく。暑い!港から、徒歩でメートンの友人宅を目指す。「道は分かるから!」と豪語していたメートン、しかし、いつになっても辿り着かない。確かに「道は分かる」と言えるくらい小さな島ではあるのだが・・・。
夜7時まで営業の唯一の食堂 ちゅら海!

何でも売ってる店(といってもネ・・・)のおばちゃんに、道を訊く。「○○に務めているUさんのお宅分かります?」 そもそも、なぜUさんに電話をしないか?なんと、僕たちと入れ違いで、Uさんは那覇に遊びに出ているのだ。よって、今宵は、我ら旅人3人が、留守宅にお邪魔するわけだ。

ようやく、Uさんちに到着!
なんだか昔懐かしい、昭和の香りが漂う一軒家。子供の頃の夏休みを思い出す。昨夜は都会的なホテル、今日は昭和の家。これも沖縄旅行の醍醐味!ちなみに、トイレも風呂場も離れにある。

早速、海水浴へ!午後からダイビングなので、それまで阿嘉島といえばこのビーチ!という北浜(にしはま)ビーチで泳ぐことに。家から歩いて行ける距離とのこと。メートンに付いてゆく。

島唯一の保育園&小学校&中学校                          この坂を登れば海が・・・

しかし、坂を登れど登れど、海が見えない。メートン、15分くらいで着くと言っていたけど、かれこれ30分以上は歩いてるぞよ。この道を行って帰って来たら、ダイビングには間に合わんぞよ。泳がずに引き返すかいね?・・・などと話していたら、ちょうど、ダイビング・ショップのインストラクターから電話が入った。これからビーチに行くところだと告げると、ダイビングの時間に合わせて迎えに来てくれるという!こりゃこりゃ助かったぞよ!!

<夢の北浜(にしはま)ビーチ>
とにかく嘘みたいに綺麗だ・・・
本島の海は、見た目は綺麗でも、入ると汚くてガッカリすることが多かったが、とにかくこの阿嘉島の海は見ても入っても綺麗のひとことに尽きる。青の世界!

<無人島でダイビング>

さて、午後はダイビング。3人ともライセンスを持っていないので体験ダイビングを2本。僕は、以前サイパンで体験して以来、病み付きになっている。港から、船でダイビング・スポット(無人島辺り)へと向かう。

サイパンで初めてダイビングをした時、陸とは別の、海の中にも生活(世界)があるんだと衝撃を受けた。あの海も大層綺麗だったが、この阿嘉島も負けてはいない!陸ではジタバタする僕も、そもそもは海辺で生まれ育ち水泳部だった僕、海中ではスイスイと気持ち良く散策。海の中の写真を見せられないのが残念!それにしても、なぜ、海の中にいる時は、あっという間に時間が過ぎ去るのだろう。

ダイビングを終えて携帯をチェックしたら、今日沖縄入りした友達からメールが入っていた。石垣島はなんと、大雨だとか・・・!阿嘉島はこんなに晴天なのに!!

<サンゴの海で海水浴>

<暮れゆく阿嘉島の海>


<阿嘉島の夜>

                                                マックスこだわりの1枚(携帯カメラ)

シャワーを浴び、主のいない家でテレビを観ながらちょいとくつろいだ後、買い出しに出かけた。家の近くの広場では、何か催しものが開かれていて、島の人たちが踊っていた。海の神様のお祭りなのだそうだ。小さな店で買い物を終え、家に戻ろうとしたら突然のスコール。小さなお祭りも、あっけなく終了していた…。

メートン曰く、ナントカという建物の上で見る夜空の星は格別なのだそう。それを観に行く?・・・マックスはもう眠すぎて目も開けていられない。僕は、さっき通った街灯のない真っ暗な道を歩くことを想像するだけで身震いする。というわけで、星見学はあっけなく却下、なんと10時半に布団を敷くことに。子供の臨海学校だね。

いつもなら、ものの5秒で寝入る我らだが、なぜか寝付けない。業務用の扇風機を2つ点けていたのだが、その風が壁に掛かっているカレンダーを揺らし、その度に壁にぶつかる音が、なんとなく不気味で恐い。さぁ、早く寝よう!三人川の字で寝ているのだから、怖いことなんかないゾ!そのうち、僕はウトウトし始めた。ところが、突然顔に何か衝撃を感じ、ビックリして飛び起きた!!なんだ今の?ゴキブリ??!
「メートン!メートン!!!虫が・・・!」
なぜか、メートンを使う僕。どうやら、今のはコオロギだったようだ。珍しくメートンは起きていた。僕の大声に目を覚ましたマックスは、「なにごと?」と訊くこともなく、あっけなくまた寝入った。薄情なヤツだ。僕はコオロギで済んだのだが、メートンはなんと、僕のコオロギ事件の数十秒前、顔の上をゴキブリが走って行ったそうだ。ちなみに、翌朝、マックスのタバコの箱からは、小さなゴキブリが出てきたとか・・・。そういうコトに耐えてこその島生活である。

沖縄・3日目へ

INDEX
1日目 牧志公設市場〜南部戦跡〜夜の首里城
2日目 阿嘉島の青い海
3日目 阿嘉島の朝〜パラセーリング〜美ら海水族館
4日目 Gala 青い海〜沖縄景色〜那覇の夕暮れ