2008年11月21日(金)

大学時代過ごした京都に1年振りに行って来た。今回は、フランス在住の同級生が一時帰国するのに合わせて、久しぶりに当時の友人たちと集合するのが目的だったのだが、折りしも京都は紅葉まっさかり!秋の京都は実に4年振り!

第1日目の夜は、ブライトンシティ京都山科のフランス料理「ブライトンキッチン」にて6人でディナー。


2008年11月22日(土)

2日目は、今回唯一の観光を。北山をのんびりと…。


紅葉まっさかりの上賀茂神社は、多くの人で賑わっていた。結婚式もしていた。

泊めてくれた友人宅の向かい側にある、とっても雰囲気のいい店で夕食をとった後、銭湯へ。その道中は、これまた京都風情のある夜の街並み。「天下一品」の社長宅は圧巻だった。


2008年11月23日(日)

3日目も1日中、北山で過ごした。兵庫県のたつの市から、神戸から、山科から、鴨川沿いのカフェに集ってくれた。

風情ある鴨川沿いに、美しい結婚式場があるのだが、その隣にあるのがこのホテル。ただのホテルではない。なんとラブホテル!立地といい、建物といい、なかなかではないの!!しかし、写真右の意味が分からない。「\3850 3TIME ALWAYS ONLY 追加料金30分毎\500」・・・外語大卒の6人の頭を使っても、この英語の意味が分からない(要は意味を成していない)。そもそも、3TIMEとは?“3回”を意味するなら、3 timesのはずだし。“3時”と言いたいのか?しかし、その次のALWAYS ONLYが何を意味するのか?!・・・実際にホテルの人に問い合わせない限り、誰も理解しないであろう!

気を取り直して、お洒落なカフェへ。

夕飯を近くでとった後、僕は北山を去り、太秦の友人宅へ。大学の友達ではないのに、唯一大学付近に住んでいる友達。僕が住んでいた学生マンションの近所なので、とてもノスタルジックになる場所!大学時代の同級生たちは誰ひとりとして、その辺りにいないのに、バイトで知り合った彼がそこに住んでいるというのは皮肉なものだ。今年になって出来た地下鉄の駅に降り、「便利になったなぁ」と感慨深い思いで友人宅まで歩いて行った。呼び鈴を押して、ドアを開けて出て来た友は、「よう来たなぁ〜!!久しぶりやなぁ!」と熱い抱擁で僕を出迎えたものだから、玄関先で大暴れ。1年振りの友はすっかり酔っ払っていた。近所に住む同級生と夕方から飲んでいたのだとか。奥さんと、去年産まれた子供は、僕に気を遣って実家(京都市内)に泊まっているというので、「え〜?それは悪いじゃーん」と恐縮したら、「悪いよ」と返してくるのは健全。ビールを飲んで、焼酎を飲んで、夜中に小腹が空いたので、ラーメンを食べに行った。住んでいたマンションを通り、ナツカシの大学を通り・・・これはノスタルジー以外の何物でもない。ほんの2、3年前だと思えるほどなのに、もう卒業から9年近くが経過しているのだ。

あの頃のままでは全くなく、新しい建物があり、懐かしい建物はなくなり、汚いラーメン屋は綺麗になり、よく利用した居酒屋は消え、大学も少し変わり、地下鉄は通り、大学側の家が飼っていた凶暴な犬はまだ健全のようで「咬まれるので注意」なんていう立派な看板まであった。すべてがノスタルジー。


2008年11月24日(月)

朝から小雨が降っていた。北山の友達が西院まで来てくれて、太秦の友達と3人でブランチした後、別れた。前夜、遅くまではしゃいでいた僕たちは、ちょっぴり寝不足。バスで京都駅まで行き、人込みをかき分けてお土産を買い、14時42分の新幹線の指定席をとった。久しぶりで、滅多に会えないのに、たったの14時間の再会だった。雨の京都はしんみりする。僕は友と握手をして別れた。20代前半の、会えば喧嘩ばかりしていた頃も、今も、別れ際の切なさは同じだ。