2005年6月28日(火) Vol. 1

<厳重警備!かと思いきや・・・>
8時に起きるはずが、なんと9時半起床! 朝食を摂り、ホテル1階のエージェントで明日の半日観光の予約をし、それからビーチについての情報を聞き、結局昼前にバスに乗った。たった1本逃すだけで30分待つハメになる。

日航ホテルのそばのビーチが綺麗(透明度が高い)ということで、日航へ向かう。実は、天皇陛下が日航ホテルに泊まっているので、果たしてそこまで辿り着けるのか不安だったが、問題なく到着。とりあえず昼食を摂りたい。しかし周りには何もない。ホテルの中のレストランを利用するしかないので、ホテルの中に入ろうとしたら、セキュリティーのオッサンに止められた。
「ここの宿泊客ですか? でなければ、中に入ることは出来ません。日本の天皇陛下が泊まっていて、午前中にすべて行事を終えたので、もうすぐ帰られるところです。あと20分程度したら中に入れるでしょう」
・・・空腹。近くにレストランはないのか訊いたところ、歩いて20分もかかるという。とりあえずビーチに向かおうということになり、歩き出した。日航ホテルの敷地内を通過したところに目的のビーチがあるという。守衛さんに、ビーチに行きたいのだけどここは通れるかと聞いたら、通れるという。そこを通り、ビーチに着いた。うわぁ〜!すごい綺麗!! ふと横を見ると、すぐそこは日航ホテル。プールがある。もしかして・・・と淡い期待を抱きながら、日航ホテルの中庭に入ってみる。誰も止めない。もっと進む。誰も止めない。ロビーに出た。誰にも注意されない。レストランがある。レストランに入る。誰にも止められず。なんじゃそれ・・・。入口で散々止められたというのに、ビーチからなら何なく入れるでないの! いい加減な警備だこと。

 

<透明度抜群の海>
日本食(ステーキ丼と寿司)を食した後、お待ちかねのビーチへ。いやぁ、本当に透明だ。これまで沖縄やハワイで泳いだ際、見た目は綺麗でも海の中に入ると大して綺麗でないことがよくあったのだが、ここのビーチは見た目の期待を裏切らず、ゴーグルをして潜ってみても本当に綺麗だ。といっても、ナマコだらけなので、ナマコ嫌いの人にしてみれば“キモチワルイ”かも知れない。だが、ナマコは水を綺麗にするのだ。だからこそ、なのである。ナマコが嫌いで、さほど海水浴に欲のないAは、寝そべって日焼けに夢中。僕はその透明度に大喜びし、泳ぎまくった。立てばナマコを踏んでしまうくらい、ナマコだらけだが、魚も随分泳いでいた。気がつけばサヨリに囲まれていたりする。まぁ、襲ってこないのでコワイことはないのだが。日光浴と海水浴を繰り返し、ひとりで楽しんでいたのだが、ほんの2時間程で飽きが訪れたAは退散したいとおっしゃる。エッ!まだ来たばかりなのに・・・。ビーチにそんなに長くいてどうする、とおっしゃる。エッ!だってずっと海辺に住んでたから、一日中でも海水浴してたよ・・・。
「海人(うみんちゅ)だなぁ」
とおっしゃる。そういえば。意識はしたことないが、潜在意識では海が好きなのだろう。
「まだここにいるから、Aはひとりで帰っていいよ」
提案申し上げた。どうやらそうするらしい。帰ってこれから何すんの?と訊ねたところ、
「ホテルのあたりから歩けるところまで歩いてみようかと思う。いつもバスで通ってるじゃん? あの辺を歩いたら面白いじゃないかと」
その瞬間、僕の目がキラリと輝いた。僕は正に、そういうことをしたかったのだ!
「それいい!行く!」
突然変異に襲われた僕の思考回路。早速ビーチ退散。

 


〜おまけ〜

DFSに入るにはこのカードが必須なのに、水着に入れたまま海に入ってしまった!
(再発行してもらったので問題なし)


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