2006年7月14日(金)

いよいよパリ滞在最終日。そしてパリ祭。人々が集う場所や人々が熱中することに興味のない僕は、もちろんパリ祭とて興味がない。パレードを見ようとも、シラクの演説を聞きに行こうとも思わない。

朝はゆっくり支度をして、アユミとフレドと3人でシャトレへ出かけた。ブリュッセルでのムール貝に酷く影響されて、またまたムール貝が食べたくなった僕とアユミ。ランチは勿論「レオン」にてムール貝!美味しい〜〜〜。日本ではなかなかこういうムール貝を食べる機会がない。

食べた後はポンピドゥー・センターへ。ロサンゼルスの近代美術が展示してあったのだが、どうも僕は理解出来ず。ポンピドゥーに限らず、何か新たな感動や発見があれば、と思って美術館や博物館に入るのだが、やはり「外の、生の美」を求めてしまう僕。

ポンピードゥー・センター

〜ポンピードゥー・センターから見える景色〜
遠くにエッフェル塔が見えます 遠くにサクレ・クール寺院が見えます
パリ市役所

その後、モスク(イスラム教の礼拝所)へ。が、物凄い人・・・。静かなテラスでミント・テーを・・・などという淡い夢は崩れ、暑さと喧騒の中で甘くて熱いミント・テーを飲んだ。喉が渇き、水を頼んだ。ぬるくてマズかった。あまり長居せずに退散し、散歩をした。1世紀に出来た公園を通った。1世紀・・・気の遠くなるような「遥か昔」だ。更に歩いて、リュクサンブールへ。懐かしいソルボンヌ大学!ブザンソンでの1年間の勉学を終え、帰国前の1ヶ月間はソルボンヌの夏期講座に通っていたのだ。懐かしい建物、店、通り、そしてリュクサンブール公園。この公園で日食も見たなぁ。それにしても、ここもスゴイ人・・・。すっかり観光地化してしまっているのだろうか。

〜モスク〜

〜何気ない街角〜
飼い主の犬、だが・・・ → 座り方がおかしくて可愛い!

〜リュクサンブール公園〜
あっと驚く!川面に人の顔が・・・
路上パフォーマンス

オペラ座近くのレストランに行こうと思っていたのだが、ここもわんさか混んでいたので、別のレストランを目指して歩いた。チーズフォンデュのレストランへ。この暑い夏にチーズフォンデュ、いいではないか!ラクレットを食べるのは実に7年ぶりだ。美味しかった。今回の旅も、本当に美味しいものづくし。

チーズと共に食す冬の料理

パリ祭の締め括りは花火。僕は7年前のパリ祭の夜、人ごみを見にエッフェル塔まで行ったのだ。そう、Pもパリにいた。朝のパレードを観に行くはずだったのに、2人して寝坊した。シラクの演説も聞けなかった。花火の時間にも遅れて人ごみしか見れなかった、7年前の夏。嗚呼。今日は、Ecole militaire で降り、花火を見た。よく見えて綺麗!クラシック音楽も流れていて、古くて美しいパリの街にぴったんこ。花火が終わるとエッフェル塔が光ってこれまた美しかった。僕のパリ最終日にふさわしいではないか!


7年前もそうだったが、パリ祭の日は治安が悪くなる。あちこちで爆竹が鳴らされるし、とにかく物凄い人の出なのだ。僕たちは歩いてバス乗り場まで向かったが、もうバスの時間は終わっていて、東京並みに混んでいる電車に乗った。これでもかというくらいに喉が渇き、家に帰って夢中で飲んだ水がすこぶる美味しかった。


12時半帰宅。アユミもフレドも疲れて先に寝た。僕も相当疲れていたが、荷造りせずには寝られない。

本当に楽しい1週間だった。自分自身、こんなに元気元気元気になれるとは思ってもみなかったし、アユミとこんなに沢山の時間を過ごせるとも思っていなかった。本当に感謝だ。あちこち連れ回すハメになったけど・・・でも、僕にとってこれが心の休息。これほどの充電はない。

ロンドンへ

出発 いるはずの僕がいない?!
パリ 1日目 無理をすれば大丈夫!
パリ 2日目 心の底から楽しく
パリ 3日目 ずっとパリにいるような…
パリ 4日目 ブリュッセルへ
パリ 5日目 バルビゾンで昼食を
パリ 6日目 パリ祭
ロンドン 最高の締め括り
帰国 オーバーブッキング
■写真集 「パリの街角」■