牧志公設市場〜南部戦跡〜Cafeやぶさち〜夜の首里城


折りしも1週間程前に、沖縄で台風13号が吹き荒れていた。旅行の時期と被らなかったのが幸いだったものの、ちょうどこの出発日が関東直撃なのであった。果たして飛行機は飛ぶのか?何が何としてでも、この日中には沖縄に着いてほしい!とにかく羽田を飛び立ってほしい!そう願うばかり。生まれて初めて、1日中天気予報を不安な気持ちでチェックし続けていた。

今回の沖縄4日間の旅のメンバーは3名。

(30歳)
マックス(30歳)
メートン(36歳)
※ちなみに全員日本人。

愉快な2人との旅の間は、傑作な写真や動画の宝庫だったが、とてつもなく残念なことに、2人の顔が入った写真の掲載許可が下りなかった為、今回は、風景ばかりの旅行記である。あしからず。


2008年9月20日(土)
朝6時15分のフライトだった為、始発電車に乗ったとしても間に合わない。よって、昨年のCDブックレット用撮影旅行の時と同様、前夜はマンガ喫茶に泊まった。夜11時に蒲田で待ち合わせをしていたのだが、マックスが仕事の関係で夜中の1時着になるとの連絡が入った。その電話がきたのが夜9時過ぎ。実は、僕、準備の最中で慌てまくっていた。すぐさまメートンと連絡を取り合い、(同じ沿線に住んでいるので)じゃあ蒲田まで一緒に行こうということになり、結局11時半過ぎにマンガ喫茶入店。マンガ読む!とはりきっていたメートン。しかし、入店して1分後、凄まじいいびきが聞こえてきた・・・。ん?まさか?・・・そのまさかであった。マックスは1時過ぎにやって来た。明日は4時半起きである。大丈夫か?!

いつもなら絶対に起きない時間帯であるにもかかわらず、4時半ちょうどに目が覚めた。気になるのは台風。店を出ると雨が降っていたが、さほど風はない。これなら飛ぶかも!5時半に羽田空港着。欠航便の案内がひとつも出ていなことに安堵!・・・しかし安心している場合でもなく、さすがに始発は混み合っていて、搭乗時間ギリギリ。マックスとメートンは走りに走っていたが、僕は「チェックインもしているんだし、まだ後ろにもいるんだし、そんなに急がなくても…」とひとり能天気であった。

無事に飛行機離陸!これでもう沖縄に着くことは間違いなし。やっと安心。横を見るとメートンはグースカピー。機内誌をすぐに読み終えた僕は、日経を読んでいたマックスにちょっかいを出す。そのうち、沖縄に着いてからのプランを詰めようと、メートンを起こす。そんなこんなしているうちに、あっという間に那覇空港に着陸!ちょっと曇っているが、それでも東京の悪天候とは大違い!

まずは空港で遅めの朝食。いきなり沖縄そば。


マックスが旅番組風に撮った沖縄そば(写っているのはマックスの指)

<牧志公設市場>
那覇の国際通り近くに、牧志公設市場があり、お土産品含むあらゆる食材が売っているのだが、そこで魚を買うと、2階で調理してくれる、という情報を友達からキャッチしていたので、那覇に着いてまず市場へ。

このエビが2階で刺身と味噌汁に・・・
2階はこんな、昭和を思い起こさせる食堂になっている

腹一杯満たされて市場を出ると、ピーカン晴天!ところが、車が濡れている。どうやら、市場の中にいる間、雨が降ったようだ。でもここからはずっと晴天なのであった。

<南部戦跡>
午後は沖縄戦のつめ跡が残る南部へ。道中、メートンは後ろの席でグースカ。目指すは、ひめゆりの塔平和祈念公園。僕は8年前に一度来ている・・・はずだったが、車を降りてからの風景に見覚えがない。メートンも同様のことを言う。「あれ?もしかして、前にここには来てないのかも」「来たような気がしてたんだけど、実は違ったのかも?」と、2人で言い合っていたら、マックスが一言「ふたりとも、頭大丈夫?」

ひめゆりの塔では、ちょうど団体と一緒になったので、ガイドさんの話をずうずうしく聞いていたが、あまりの声の小ささに僕は途中であきらめた。あんな小さな声で商売務まるのか?!お年寄りには絶対に聞こえないと思うのだが・・・と、客でもない僕が心配してしまった。

ひめゆりの塔に併設されている資料館に「入る?」「どうする?」 僕は「この後、平和祈念公園で資料館に入るんだから、ここはパスしない?」と提案・・・しかし、これがミスであった・・・。

それにしても日差しが強い!暑い!少し車を走らせて、平和祈念公園へ。ここは広大である。

沖縄平和祈念堂の中には、18年の歳月をかけて制作された平和祈念像がある

ここで、マックスは戦争の資料館に入りたいと言っていた。僕は前回入った時、防空壕の再現のリアルさや、展示されている資料のあまりの悲痛さが忘れられないので、ひとり車に残っているつもりだった。ところが、その資料館がない。実際にはあるのだが、僕が前回入った資料館とは違うようだった。おかしいと思い、訊いてみると、僕の言っているそれは実は、ひめゆりの塔にある資料館のことだったのだと判明。しかも既に閉館時間になっていた。さっき入ればよかったのだ!申し訳ない!!

まるでギリシャのようだ

那覇に戻る前に、「るるぶ沖縄」で特集されていたカフェのひとつ、Cafeやぶさちへ。眺めがよく、穏やかで、心地よい風が吹く場所で、900円もするマンゴージュースを飲む。贅沢!
次第に暮れてゆく・・・ なぜかライターが・・・ マックスの仕業にずっと気づいていなかった僕

「高橋功の顔真似をするマックス」の物真似(高度な技術です!)

<夜の首里城>
夕方になり、日も落ちてきたので、那覇に戻ることに。しかしその前に!マックスが希望していた首里城へ寄ろうと。僕は正直言って興味のない観光名所。8年前に訪れた際、あまりにも風情がなくてガッカリしたのだ。去年は、同行していたメンバーで「どうしても行きたい」という人がいて、夜、中には入らず外観だけ見たのだが、意外とそれだけで充分満足できるのだ。というわけで、今回も同じルートを。よくよく考えたら、夜の首里城はライトアップされていて幻想的で美しいのであった。新しく買った僕のデジカメの夜景モードは進化していて、これまた手ぶれすることなく撮れるわけだし、これはゴキゲンかも!

二千円札の・・・ 幻想的!


夜8時を過ぎて、今回の宿かりゆしアーバンリゾート・ナハにチェックイン。実は今回申し込む際、エグゼクティブ・ルーム(いわゆる高い部屋)に無料でアップグレードすることが出来た(早めに申し込んだ甲斐があった)。エレベーターを降りると、まずはカードキーで自動ドアを開けることでフロアに入れる。そしてドアの鍵を開け、部屋の中へ!あ〜なんて贅沢なひととき!!夜だけの・・・。今回当てがわれた部屋は繁華街向き。反対側だと港の夜景だったのだが・・・ちょっとそこは残念!


ホテルの隣にある沖縄料理屋さんで夕飯。その後、ホテルに連泊する特典「最上階にあるバーで90分飲み放題」を利用しようとしたのだが、さすがに睡眠3時間ちょっとの今日は疲れ果てていて、飲める気がしない。飲み放題は後日利用することにして、今日は飲まずして早く寝ることに。なんせ、明日は離島(阿嘉島)でダイビングなのだ!!


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INDEX
1日目 牧志公設市場〜南部戦跡〜夜の首里城
2日目 阿嘉島の青い海
3日目 阿嘉島の朝〜パラセーリング〜美ら海水族館
4日目 Gala 青い海〜沖縄景色〜那覇の夕暮れ