■ 2004年11月28日(日) 結婚式、そして無事帰京〜京都滞在を終えて〜 
ついに今日は友人の結婚式。式は11時15分からなのだが、友人と一緒にタクシーで家を出る為、9時に出発。二条城向かいにある全日空ホテルで待っている間、僕は椅子に座りながらずっと寝ていた。

披露宴では2人とも終始穏やかな笑顔で、とても微笑ましかった。当然の如く、いつも見せる顔とは違うのだが!そして今回、僕は歌を歌うことになっていたわけで、本当は余興の最後だったのだが、前半に変更して貰っていた。かなり緊張してしまうかと思っていたけれど、さほど緊張もせず、まず挨拶をし、1曲目、2人からのリクエストで平井堅氏の「Life is...」を。歌詞もメロディーも頭に叩き込んでいたはずなのに、1番が歌い終わって2番に入る寸前、フッと「あ、歌詞が思い出せない」と思ってしまい、もう2番に入った時には真っ白!!!何も出てこなくなった。愛想笑いをしながら新郎新婦の方を見る。友人である新郎は「どうしたん?」と小声で囁く(後に聞いたところによると、僕が泣いて歌えなくなったと思ったらしい)。実は僕は、新郎が口ずさんでくれるかと期待したのだが、そういうことにもならず、カラオケだけが流れること数十秒。Bメロになれば思い出すかと思いきや、それでも思い出せず(頭の中は真っ白けっけ)、結局AメロとBメロ全部飛ばしてしまった。自分のライヴで歌詞が飛ぶ、なんていうことはなかったので、本当に焦ってしまった。友人に申し訳ない気持ちで一杯だった。続く2曲目は、この日のために書き下ろしたオリジナル曲「今、この胸に…」。こちらは完璧だった。(歌詞を間違えることもなかったが、例え間違えたとしても、オリジナルの場合は何とかその場で作ることができる)

歌う前に、CDの宣伝もした効果があったのか、歌い終わってから、何人もの方にCDを買って頂いた!そしてCDだけでなく、ナプキンにサイン、一緒に写真撮影、などいろいろねだって頂いてとっても嬉しかった!!! この日歌った「今、この胸に…」も好評で、「さっき歌った歌はCDに入ってないの?残念!」とも言われた。これからも大切に歌っていこうと思う。

披露宴が終わり、ご両親や友人に挨拶を済ませ、地下鉄で京都駅に向かった。お土産を幾つか買い、バスで伊丹空港へと向かう。8時20分発の飛行機だったのだが、空港には6時過ぎに着いたので、早い便(7時発)に換えてもらおうとANAのデスクに行ったところ、7時発の便は満席で、空席待ちになるとのこと。僕よりも前に6人待っているとのことだったので、望み薄かとは思ったのだが、それでも待つだけ待ってみようとチェックインを済ませた。驚いたことに、空席は結構出るもので、無事に7時発の便に乗ることが出来た。

そして1週間の旅は終わった。不思議な1週間だった。過去に戻ってきたような、鏡の世界にやってきたかのような、まるで東京にいるのが現実ではなく、京都にいるのが現実かのように思わせられた1週間。数々の再会や出来事の中で、感じた様々な思い。嬉しかったり、切なかったり、楽しかったり、悲しかったり。毎日毎日様々な感情が押し寄せてくるので、気持ちが追いつかなくなりそうだった。とはいえ、今回関西に行くことが出来て、本当に良かった。関西にはあまり行く機会がないのだが、与えてくれた友人に感謝である。そして今回、僕に関わってくれた全ての人達にも感謝だ。心から。なかなかこういう旅というのもないが、優しさに触れた1週間だった。お金に換えることも、買うことも出来ない、とっても貴重な・・・。

また現実の世界に戻ってきた。いろんなことが変化していくけれど、今を精一杯生きていこうと思う。

P.S. 25日の日記に書き忘れたのだが、その日は嵐山の「野宮神社」に行って来た。そこには芸能の神様がまつられている。お守りも買ってきたので、これからも日々努力!

 


11月21日(日) 「胸いっぱい」
11月22日(月) 「神戸へ」
11月23日(火) 「大学時代の同級生」
11月24日(水) 「観光シーズンの京都観光」
11月25日(木) 「紅葉狩り」
11月26日(金) 「満載」
11月27日(土) 「感激」
11月28日(日) 「結婚式、そして無事帰京」
  〜京都滞在を終えて〜