2006年11月5日(日)

僕は寝ている時の歯軋りが激しいので、顎を守る為に歯にマウス・ピースをして寝ている。この旅にも勿論持参してきていたのだが、夜中の3時頃、ふと目覚めた僕は違和感を覚えた。寝る前に付けていたマウス・ピースがない!!!起き上がって、布団の中を探しても、ない!!!これだけ探してもないということは、もしかして・・・飲み込んだ?!その割には、腹痛もない。でももし、飲み込んだのであれば、次の排便の時には一緒に出てくるだろうか?!(・・・失礼)などと思いつつ、僕はとりあえず寝ることに。

そして、朝。再度探しても、ない。「おっかしいなぁ〜」と思っていたら、なぜかその辺に転がっていた。あれだけ探してもなかったのに、一体、どこからどう出てきたのか、さっぱり分からない。謎だ。

露天風呂からの眺めは、広大な海が広がる・・・(写真ではイマイチそのように見えないが・・・)

朝食を済ませ、10時にチェックアウト。昨夜、怯えながら歩いたバス停までの道のりは、太陽が昇ると打って変わり、まるで普通の道路。恐怖におののいたあの数分間を思い出しながら、バスを待つ。15分程度揺られ、恋人岬を通り越し、「黄金崎クリスタルパーク」へ。様々なガラスの芸術作品が展示されていて、旅行に出るとさほど博物館や美術館には興味を示さない僕であるが、実は意外とガラス好きなので結構楽しめた。体験工房には参加せず。


<修善寺で怒鳴り声!!!>

昼過ぎ、バスで1時間かけて修善寺駅へ。そこから更にバスを乗り継いで、あの有名な「修善寺」へ。ここで突然珍事件発生。
「何やってんだよ!何処行ってんだよォ〜!まったく!!!」
すこぶる大きな声で怒鳴り声をあげたのは、ちょいとコワオモテのおじさん。全員、震えながら彼の方を見やる。そのおじさんの目先を追うと、奥様、おばあ様、そして可愛らしい着物を着た女の子。そう、七五三参りをしていたのだ!父親らしきそのおじさんは、随分と待たされたのか、相当な不機嫌と見えた。しかし、子供への「可愛い〜」という一言が聞こえた瞬間、ふと後ろを振り返り、満面の笑みをご披露。・・・どんなに短期でコワオモテのおじさまも、可愛い娘が見ず知らずの他人に「可愛い」と賞賛されれば、極々フツーのおじさんになる、というワケですね。更には、見ず知らずの他人から「写真撮らせてもらっていいですか?」などと訊ねられれば、それはそれはもうデレデレ顔。人様の二面性を垣間見た瞬間。

「修善寺」を後にして、その周辺を散策。なかなか風情ある町並みだ。



〜カフェで一服〜


楽しい時間はあっという間に流れ・・・日も段々暮れてくる。

5時25分の電車で修善寺駅を発ち、三島へ。5時57分に着き、6時24分の新幹線で三島から品川へ。2日間、随分と充実した、楽しい旅であった。東京からすぐに行ける、のんびりとした風情のある街。また旅の良き思い出がひとつ増えた。

ちなみに、三島は、今フランスにいる友人の故郷。すかさず携帯のムービーで撮影し、メールで送り付けた。喜んでくれるかな?!


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