ハワイ日記☆5日目
〜悲しみのハサミ篇〜

2003.10.29


<帰国の朝>

4時半起床!眠いのなんのって!!5時でスーツケースをポーターに預け、5時半頃朝食へ。最後の朝食は洋食バイキングにしよう、と言っていたのにも関わらず、そのバイキングのレストランは6時開店。対する日本食レストラン「花鳥」は5時半開店。というわけで選択の余地なし、4日連続日本食なのでした。


まだ陽が昇らない朝、ワイキキ・ビーチから眺めるダイヤモンド・ヘッド


<手荷物検査にひっかかる!>

空港に向かうバスの中、気持ちよくウトウト眠っていたので(乗り物に乗ると、特に旅行中はほとんどいつも寝ている)、空港に着いた時はバスから降りたくない!!と真剣に思いました。

テロの関係で、厳重なチェックがあるようで、至るところでパスポートチェックしていたのに、出国の税関チェックがないのはなぜ・なぜ・なぜ。

手荷物の中に、針一本入っているだけで引っかかるというので、ハワイに来る前、それを母にきっちりと言っておいたのは、確かに僕でした。ええ、確かに。にも関わらず、僕のカバンが手荷物検査に引っかかり、係員の無愛想な女に、英語で「危険物入ってる?」と聞かれた後、日本語で「ハサミ?」と問われても、まさかハサミなんて持ってくるわけないと自信があったので、
「いえ、そのような物は入ってませんッ!」
と言った1秒後、洗面用具を入れていた小さな鞄の中から出てきたのは、紛れもない「ハサミ」でした。ハワイにいる間、一度も使わなかったのですっかり忘れていたのですが、眉毛バサミを入れていたのでした。そして、横にいる我が同行人からは、冷ややかな視線・・・。でもって前からは、相変わらず無愛想な係の女の冷たい視線、
「このハサミはどうします?機内に持ち込むことは出来ないので、全日空のカウンターで預ける手続きをするか、破棄するかになりま、、、ジェニファー!!!ちょっと来て!!日本語!」

・・・

突然何を言い出すかと思いきや、ずっと僕に対して英語で説明していたその女、向かい側に暇そうに座っていた別の係員を呼び、僕に日本語で説明するように言うのです。その無愛想な女の英語の説明を僕は理解しながら、フンフン聞いていたのですが、ハサミを持っていたというショックのあまり浮かない顔をしていた為でしょうか、僕が全く理解していないと受け取られたようです。理解しているかどうかも確認さえせずに、話を途中で中断し、日本語を話せる係員を突然呼ぶなんて、失礼極まりない!!・・・と今はムカついてますが、その時は、ハサミを持っていたことに変わりはない・・・と、ショックで沈んでいたので、日本語だろうが英語だろうが何でもござれ・・・という心境でした。かくして僕は、そのハサミを「破棄」する方を選びました。だってだって、これからまた全日空のカウンターまで戻って手続きするなんて、そんな面倒くさいし・・・。ハサミなんてまた安く買えるさ!ってことで、気を取り直したのであります。


<何だかんだ言っても・・・>



ホノルル空港


そして、搭乗時間になるまでコーヒーを飲んだりして、時間を過ごしたのですが、ここでもまた禁煙運動炸裂で一同爆発。最後の最後まで、米にはやられましたね。でも、この旅行を振り返り――食べ物はマズくとも、特に見るものがなくとも、街並みにうっとりしなくとも、どこに行っても禁煙でイライラしても、潜水艦は高くて大したことなくても、イオラニ宮殿がボッタクリだと思っても、新しければいいってもんじゃねーぞ!と歴史的建造物に感動できなくとも、どこに行ってもチップ、チップ、チップで、レストランでは15%もとられて、なんじゃこの習慣は!と腹立てても、結局は結局は結局は!!海が美しいから許しちゃう!という結論!? ま、何だかんだ言っても、毎日毎日晴天で天気にも恵まれ、事故にも遭わず無事に、思う存分楽しんだなぁ〜。リゾート気分満喫で、大満足のハワイ旅行でした。

何となくそんな名残惜しさを感じつつも、帰りの飛行機では8時間中、7時間はぐっすり寝ていた僕なのでした。


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