ハワイ日記☆1日目
〜ヨレヨレ・フラフラ篇〜

2003.10.25

いよいよハワイ旅行に出発。ここ最近、ずっと忙しくしていたので、待ちに待ったバカンスでした。まさか、ハワイに旅行に行くなんて、まったく考えても
いないことでしたが、いろいろ話を聞いたり、本やインターネットで調べていくうちに、段々興味も深まり、とても楽しみになっていたのでした。ハワイと
いうと、日本人だらけで、ショッピングとワイキキビーチばかりがクローズアップされがちですが、そんなことはない、歴史や郊外の自然など、別の面も
見られるのではないかと期待を膨らませていました。


<全日空ホテルで昼食〜成田空港〜機内>

今回の旅行は、昨年の沖縄旅行と同じく、両親と伯母、そして僕の4人旅。両親が昼に上京し、全日空ホテルで落ち合いました。37階の「赤坂」とい
う鉄板焼レストランへ、両親と伯母(旅行に一緒に行く伯母ではなく、もう一人の伯母)とで、念願の念願の念願の!!!!あわびです!!!今回、
友人に頼み、特別に用意してもらったコースです。散々、夢にまで見たあわびまるごと焼きを食べて、感激!もう、これまでの忙しさが溶けてしまうくら
いの幸せ。あわび、そしてバカンス。るんるん気分で、夕方成田空港へと向かい、伯母と落ち合いました。

手続きを済ませ、時間が余っていたので軽食をとってから、免税店で買い物をしてから機内へ。20時半、定刻で飛ぶも、それぞれの席に備え付けら
れているテレビ(ゲームをしたり映画鑑賞したりできる)が故障中で使えない(着陸数時間前にやっとこさ回復)、機内食ではたまには魚料理にしてみ
ようと、魚を選択すれば、マカロニとサーモンの全然おいしくない食事(機内食に期待するな!?)、途中寝ようとするも、酔っ払いの客が歩いている途
中でいきなりバタンと倒れ、ちょっとした騒ぎになり(すぐにおさまりましたが)、結局ほとんど寝ていない状態で、すぐに朝食タイム!成田・ハワイ間は
7時間の飛行なので、夕食と朝食の間がビックリするほど短いんですね。


<ホノルル到着〜ホテルへ>

ホノルル空港に着いたのは現地時間で午前8時。日本時間で夜中の3時なので、皆寝不足、フラフラ状態でヨレヨレと空港内を歩きました。降り
た途端、すがすがしい風と照りつける太陽。米国に上陸するのは約10年振り、本土以外は初めてなのですが、空港の匂いは本土と変わらず、
妙に懐かしい気分になりました。

お迎えの車に乗り込み、窓の外を眺めると、そこは「南国ッ!!ハワイッ!!!パイナップル!!!」という感じでは全くなく、なんかやはりアメ
リカであり、ただ南国である分、ちょっと沖縄っぽくもあり、僕の胸中はいろんな感情が混ざり合い・・・感傷的に・・・はなりません!ただ、それほ
どイメージしていたハワイっぽくない事に、少し驚きました。DFS(免税店)でオリエンテーションを受けてから、そこからは全くの自由行動。歩い
てホテルへと向かいました。一流ホテルであるハレクラニの姉妹ホテルである、ワイキキ・パーク・ホテルが宿泊先。海が見える清潔で爽快な
部屋でした。DFSを出る際、
「ここからパーク・ホテルまではまーっすぐ歩いて4分もかかりません。もしそれで迷うようなら、この先観光できませんよッ!」
と、水をさされていたのですが、ほんの少し迷ったくらいで辿り着けました!(迷ったことに変わりはない?)


<絶句の昼食>

すぐにホテルの1階で昼食を。先程のオリエンテーションで、オススメのレストランを聞いたところ、「ハワイに美味しいレストランなんてありませんっ!」と言い切られたので、恐る恐る入ったビュッフェ式レストラン。ヨレヨレ・フラフラの体調だったので、それ程空腹ということでもなく、メニューから注文しました。父と伯母はパスタ、僕はサーモンに野菜が付け合わされているプレート、母はシンプルにフライドポテト。これが!母の選択は大正解。パスタも魚料理も半分も平らげられないほどの雑な味。フライドポテトは塩を振りかけるだけなので、味には問題なく、なんとまあ、幸先不安なハワイ第一食目となったのでありました。あまりに沢山の量を残したので、悪いな・・・とは思いつつも、決して美味しいとは言えないシロモノを平らげる義理も、胃の空きも、そしてはつらつとした元気さえもなかったので、ウェイターのおじいさんが悲しい顔を見ながらも、失礼させて頂きました。


<エマ王妃 夏の離宮>

いくら寝不足、ヨレヨレ・フラフラであると言えども、せっかくの1日を寝て台無しにすることは出来ない!ということで、早速観光へ出発。まずは「エマ王妃 夏の離宮」へ。ここは町中から少し離れているので、タクシーで行かなくてはなりません。ホテルのフロントにタクシーを頼み、タクシー乗り場に行ってみると、びっくり仰天!!なんと、リムジンタクシーが待ち構えていたのです。リリリリリムジン??縦長のリムジンに恐縮し、アジア系の運転手に「リムジンタクシーでも、料金は通常と同じ?」と聞いたら、全く変わらないとのこと。ホテルで頼むタクシーは安全と聞いていたし、しかもホテルに常時待機しているタクシーであるから、信用することに。(ちなみに、その後の3日間、毎日のようにリムジンにお世話になるのでありました)

15分程して目的地に到着。本当に町外れで、ハイウェイ沿いの茂みに隠れるように建っています。ここは、カメハメハ4世の妃が夏を過ごす為の別荘で、妃の愛用品やら宝飾品などの品々が置いてありましたが、家具類などは他の場所から持って来たものもあるとのことで、本当に当時のものが再現されているようではないようです。ここで働いている80歳を超えてそうなおばあさんがとても親切な方で、何かと説明をしに来てくれたり、言葉遣いも丁寧な方で好感が持てました。この別荘には、1800年代の古いピアノが置いてあるのですが、それを弾いてもいいということで、母が「アメージング・グレース」を弾き、本人もおばあさんも大喜び。確かに、こんな古いピアノを弾く機会もそうそうないし、博物館に置いてあるピアノを弾けるなんてとても珍しいこと。古い割に、音色もしっかりしていて、綺麗な音のままでした。母と伯母は、そのおばあさんに「Young lady」と呼ばれ、大喜び。何だか小盛り上がりした僕たちは、おばあさんと共に記念撮影。その後、別荘の回りの庭を散策。さほど大きな敷地ではないので、1時間くらい居れば充分でした。
 
                    玄関                            裏側にある建物(今は売店)

 
200年以上前のピアノ


とても親切にしてくれたおばあさまと記念撮影


<ワイキキ・ビーチあたりを散歩>

タクシーを呼び、今度はワイキキへ。今回の日程には、ワイキキ・ビーチで泳ぐ予定はなかったので、世界的に有名なワイキキ・ビーチとやらを物色しに行ったのであります。人でごった返した、かの有名ビーチを、「ふぅ〜ん」としばらく眺めた後、近くのABCショップで夕飯用の食料を調達し、ホテルへと戻りました。なんせ、一睡もしないでここにいるのであります。もう、フラフラ。市内観光しようとも、バスになんぞ乗ったらそのまま意識は飛んでしまう。てなわけで、ホテルの部屋でお食事を・・・てなことになったわけです。その道中、横断歩道の信号のところで、“いかにも警備やってマス!”みたいな、ガタイのいい兄ちゃんが手に持っているボードに何やらチェックしつつ僕を呼び止め、
「チョト、マッテ!!チョトチョト、マッテ!ペナルティ!ペナルティ!!」
ただ道路を真面目に歩いているだけで、何の違反もしてないのにペナルティなわけがない。ビックリする間もなく、よくありがちな観光客向け詐欺とすぐ分かったので、完全無視。しっかし、日本でこんなことやってたら、すぐさま警察が飛んで来るだろうなぁ。

そして今夜は19時半に就寝!明日は6時起床であるから、ぐっすり眠れるぞ。


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