2007年一発目のライヴは、吉祥寺STAR PINE'S CAFEにて。
開場前、ステージの準備をしているスタッフさん達)
まずは「白昼夢」で幻想的にスタート。CDに入っているアレンジよりもスローに、より“白昼夢”っぽく演奏をしてみた。続いて切ない歌を2曲、「手をつないで」は先月のライヴで初披露したばかりの新しい歌で、幸せの最中に感じる“不安”を描いた歌、そして「恋空」は、去年ずっと終盤で歌っていた“叶わぬ恋”に苦しむ歌で、前半で歌うのは初めて。
定番の「Blue Touch」を挟み、2年ぶりに歌う「閉じた瞳を開けないで」。この歌は初ライヴの時に歌い、アンケートではダントツ人気だった。その時は、僕の代表作ともいえる「夕照に誘われて」よりも票が集まっていたので、僕自身すこぶる意外だった。歌詞は結構切ない感じだが、曲調はポップで明るめ。初ライヴからしばらく定番だったので、個人的には思い出深く、この曲を好きだと言ってくれる人も結構いるので、毎度毎度選曲の候補には挙げているのだが、この2年間、ずっと外しっぱなしだった。ピアノ弾き語りでは初の披露となった。
そして、続く「夕照に誘われて」も久しぶり。この歌は、生まれ育った湯野浜海岸に落ちる真っ赤な夕陽を過去の大切な思い出に喩えて歌ったバラードで、CDにも入れている。初ライヴの時の反響も良く、自分の代表作として、随分と歌い込んできた。最近のライヴではあまり歌わないが、この歌に涙を流してくれる人もいるし、この歌が自分の原点だと思うので、これからも大切に歌い込んでいきたい。
ラスト「最後の恋」は先月のライヴで初披露し、更には先日3日の、友人の結婚式で歌った歌。僕にしては珍しい幸せな歌を作ると、なぜかその直後に、結婚する友達に向けて歌うことになる、という不思議なジンクスが出来た。“最後”という言葉が引っかかるかも知れないが、“きっとこれが生涯最後の恋になる”という、正に幸せの歌。僕の歌の中では、一番音域が広いので(詳しく言うと、上はGまで行くのだが、そこまで行くのは今のところ唯一)、歌う方としてはなかなかの恐怖を味わえる歌だが、定番にしたい1曲だ。
今日は、前回の反省を踏まえ、かなりリラックスして演奏にのぞんだ。喉の調子も良く、落ち着いて歌うことが出来た。今回、スタッフにもお客さんにも「日本海を感じた」と言われた(海の藍色とも)。海の話をせずとも、海の歌でなくとも、僕のルーツである“日本海”“海”を感じてもらえるというのは、アーティストとして何よりも嬉しいことだ。これからも、もっともっと自分の音楽を追及して、突き進んで行きたい!
前回に続き、動画です。
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手をつないで (42秒)
恋空 (60秒)
Blue Touch (60秒)
閉じた瞳を開けないで (33秒)
最後の恋 (23秒)
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